2014年5月5日(月)~11日(日)
12:00~18:00(最終日~16:00)
京都嵯峨芸術大学 研心館1F メディアアート工房 ROOM2
「現代において、私たちにとっては意識するとしないとに関わらず、「見る」ということを周囲の間違いの無い情報を得て、己の判断を決める上での大切な手段としている。
しかし一度考えてみるならば、目には見えないが、決して無視できないものもある。そして、見るというのは、光のあり方や、見ている目の健康度や個体差によっているので、必ずしも揺るがないものではない。極端に言えば光が無ければ色も無いのだ。
それでも日々、判断して前に進んでいくことが我々には求められているなら、どこかで立ち止まって、あることはわかっているのに見ようとしても見えないもの、見えないけれどあるもの、見ることのできないものののことを思ってみるべきだろう。見えないものをみながら判断を重ねて日々を送るなら、私たちはもっと自然に生きられるのではないかと思うのである。
この作品はそのための投げかけである。」