今年は瀬戸内国際芸術祭の高松市内と豊島の作品巡りに行ってきました。
メディアアート学生5人と松本先生との、とても思い出に残る楽しい旅行でした!
反響する自然の音を聞きながら寝転がり、静かに中心に集まっていく水の玉を
じっと見つめていると、なんとも言いがたい不思議な気持ちになりました。
豊島内にある「海のレストラン」で海を眺めながら食べるご飯は最高でしたし、
松本先生やメディアの仲間と一緒に学生生活最後の旅行に行けて本当によかったです。
有名どころではありますが、豊島美術館における内藤礼の作品がなんといっても印象に残りました。
ストイックに静けさを取り込んだ空間に、日頃忘れている自然の優雅な美しさを思い出しました。できることならば一日中留まっていたいと感じるほどでした。
新しくできた横尾忠則の美術館も興味深く、建物から庭まで彼の世界観に染められ、力強いインスタレーションという印象でした。
どの作品においても、ただ作品を置いているというより、元々の環境を生かす、もしくは逆に雰囲気をひっくり返すようなビジュアルになっていて、実際に観に行かなければわからない感動が何度もありました。
やはり展示の魅力を決めるのは、作品の質だけではなく、場との関係性であるということを再認識しました。
瀬戸内芸術祭に行って栗林公園で展示されていた大巻伸嗣さんの『 Liminal Air Space – Time 』という作品が凄く印象に残りました。
商工奨励館の歴史ある建物にふわふわと布が揺らめく作品は美しく神秘的な空間でした。まるで自分が作品に飲み込まれるように感じました。
豊島は坂が多く、上り坂をすいすい登る電動自転車の威力と素晴らしさに感動しました。
ホテルで夜中まで謎解きゲームで遊んだり、おいしいご飯を皆でわいわい食べたりとても楽しかったです。