展示中の作品から紹介します。
芸術学部造形学科メディアアート分野2回生 岡本亮
カールステン・ニコライは、偶然的に起きる自然現象、物質の素材への還元に美を見出し、科学とアートを結びつける作品を展開する。
そして今回の再制作ではニコライの『wallen wanne(2001)』を再解釈し、
彼のいう日本庭園からのインスパイア、「自然の美しい部分を人工的に切り取る事」、「自然の瞬間性に美を見出す事」を
自分なりの表現として出せないか試行錯誤し、水という素材を砂に変えることで、視覚化されるサイン波の瞬間を切り出し、
さらに、何パターンかのランダムに再生されるサイン波によって、純粋なパターンを崩し、偶然的に音が視覚化されて $$$/!#
つまり、音による彫刻『可聴的造形』として自然と人工の間に形成されるのである。
芸術学部メディアデザイン学科メディアアート領域3回生遠藤梨穂
作品タイトル:価値
素材:HD映像
元作家:Jackson Pollock
制作した感想
今回はジャクソン・ポロックという知名度の高い作家の再制作を行いました。
ジャクソン・ポロックは抽象表現主義の代表的な画家です。
今回の制作を通し、改めて画家の事を考える事が出来ました。
また、自分ならどうするかを考え自分の表現を見つける事にも繋がったと考えます。
自分の技術が未熟だったため満足のいく作品にはなりませんでしたが、とても有意義な時間でした。
芸術学部造形学科メディアアート分野2回生 福井 孝騎
タイトル:大きな大きな塩
形状:円錐
素材:塩
元になった作家:ヴォルフガング•ライプ
元になった作品:米の食事
感想:既存の作家のコンセプトを自分で表現し直す行為は大変難しかったが、外的発想について考えを巡らせる事により、作品の魅せ方やいかに考えを作品に影響させるかなど、感覚的に学ぶ事が出来た。