海外放流記でおなじみの植田です。
先日、チャレンジ徳島芸術祭2014及び受賞者発表展に出展しましたのでそれの報告をさせていただきます。
タイトル「∵ゆるキャラ∴」
作品概要
ゆるキャラは地域のPRの為に作られた、未来への希望である。もし、ゆるキャラに個々の意思があるとしたら、彼らは何故ゆるキャラになるのだろうか。
宗谷茜(ムネヤアカネ)は、京都嵯峨芸術大学メディアデザイン学科卒業生、
大西葵(イラスト)+植田崇裕(メディアアート)の新しいユニットです。
作品コンセプト・・・数多くの流行とよばれるもの、それは多種多様の情報から形成されている。しかし、情報の一つ一つに意味などない。なら意味のない情報で形成された流行は我々を動かすのだろうか。
チャレンジ徳島芸術祭2014と受賞者発表展で若干展示形態を変更しました。その理由とはもともとプランにあった展示形態は展示の場所、他の作品の配慮の点で変更せざるおえなくなり、前回このサイトにもアップしていただいた時の展示形態になりました。(写真1.2.3)
しかし受賞が決まり美術館側もある程度こちらの意思を反映してくれるということで本来のプランの展示をすることができました。(写真4.5.6.7)
会場はというと自由で幅広い年齢層の作家が展示されたということでバラエティーに富んだ作品が並んでいました。ただ全体的に素材そのものを活かしたクラフトな作品が多く、現代的なアート、特に映像を使用した作品は私たちのところだけでした。(写真8.9)
展示後の感想
映像、特にプロジェクターで展示する時は必ず何かアクシデントが起こります。
それは文字通りのアクシデントと自分が意図しない部分でいい発見をする二つがあります。
今回の展示は珍しく大きなアクシデントはなく当初の思い描いた通りの自分の狙い、展示ができました。思った通りの展示ができたという点では少しは進歩を感じられるかもしれません。
しかしまだまだ改善の余地はありますしもっと作品の強度を上げれる展示内容ではありました。
今回の展示で一番痛感したところはやっぱり映像を見てる人は見てるということでした。自分の妥協してしまった部分も的確に指摘され、逆に自分が自信あるシーンには評価をもらい。当たり前のことですが、今までこういう映像インスタレーションという展示内容での映像は映画感で映画を見るみたいな拘束感もないし、常にいつ入っても同じテンションの映像を作ることが映像インスタレーションなんだと今までは思っていました。
そのどこかで気が緩んだ瞬間をやはり見ている人には見逃さないのでしょう。かといって10分も15分も垂れ流してしまうと椅子がないかぎり立って見続ける人など皆無でしょう。そこに魅力的な何かがない限り。
改めて映像について考えさせられる展覧会でした。
唯一、驚いたのが子供には受けがよいということでした笑。
こちらのURLから、今回の2014年度の様子や概要がご覧になれます。
http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/challenge/2014/
「チャレンジとくしま芸術祭」の応募資格は、【徳島県出身者または県内在住者】なの
で、もし徳島県出身の学生さんがいたら、是非2015年度にチャレンジしてください。
(グループでの応募も可です。グループの場合はメンバーに県出身者又は県内在住者が
含まれていること。経験・実績・年齢は問いません。)
植田祟裕
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